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◆指紋によるBiosパスワードについて◆

ファイル 211-1.jpgファイル 211-2.jpgファイル 211-3.jpgファイル 211-4.jpgファイル 211-5.jpg

・先日指紋ロックによるBiosパスワード解除(Lenovo X201)の依頼を受けた際
 依頼者からこんな質問が来ました。

・どおやったら指紋ロックのBiosパスワードを解除できるのか?
 単にeepromクリアーで解除ができる物なのか、という質問でした。

忙しくて対応できないので、簡単に済ませ、解除依頼を受け、解除しました。

・指紋ロック(スキャナー)については以下URL参照
 http://jp.fujitsu.com/group/labs/techinfo/techguide/list/fingerprint_p04.html

・何処のPCメーカーでも同じことなのですが、指紋データーとは300バイトほどの情報を
 幾つかのブロックに分けてBios上で正規の指紋か違う指紋か認識しています。
 例えば正規で有れば、(Bit1)で正規じゃない場合(Bit0)というわけです。
 
 指紋スキャナー部分は電位の変化で内部数値化しています、それを比較しているだけなのです。
 つまり解除を受けたLenovo X201もeeprom上には指紋ロックのON-bitが有るだけで。
 実際の指紋データーはスキャナー本体の制御基板上のeepromに記録されています。

<指紋ロックを解除するには>

・有る程度中身が分かっているPCの場合、eepromデーターを書き換えて回避して解除します。
 例えばパスワード領域がeepromでなく、Bios-Flashi領域のデータープールに書かれている場合。
 Bios自体を一時書き換え、Bios自体に指紋認証や、SVPロック機能の無いBiosを入れます。
 すると、パスワードという項目の無いBiosですので、起動しますし、Biosも開きます。
 そこでBiosを"F9"でデフォルト化して、元のBiosを書き込むと、何もなかったように解除されるわけです。

・Bios自体は改造できるのか?と言われそうですが、専門のツールをBiosメーカから購入すれば改造はできます。
 一部の画像をUPしましたが、Bios自体のセキュリティー項目もON/OFFできます。

 

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