記事一覧

拡張バッテリー (死亡後・実験)

ファイル 33-1.jpgファイル 33-2.jpgファイル 33-3.jpgファイル 33-4.jpgファイル 33-5.jpg

※注意※
この以下の記載及び画像にて加工をしておりますが、リチウムイオン電池は不安定な電池のため
知識の無い方が手にしない方が良いと思います、勝手に発火・爆発・火災がおきても
当方及び、WEB管理者その他このWEBに関する者は一切の責任は負いません。

(爆発動画)
http://www.youtube.com/watch?v=LRpbP0GwdnE

http://www.youtube.com/watch?v=Rb8-MYGyTIE

上記のような爆発事故を起こす危険が有りますので、絶対に知識無く実験はしないでください。


また作業者は、それなりの設備及び作業中に過熱・短絡事故が起きても対処できるよう
下準備された(海コンテナ内20Ft)内での耐圧防爆BOXを使い作業を行っています、従いまして簡単な気持ちで
自分で治そうと言うのは事故に繋がる恐れが有りますので、あくまで参考として
お読みください。

昨日知り合いから頂き物を早速分解遊んでみた
IBM X6系の拡張バッテリーで(14.4V 5.2AH)だった
まったく充電も放電もできないとのこと、手持ちの
X61に接続すると、通信はしているようで過去の充電サイクルが表示された
但し、回数が18回と少なかった、これはかの有名な勝手に死亡の電池と心うきうきし始めた。

電池パック内のROMとシリアル通信が成立しているのだから、以前経験した
DELLのバッテリーやSONYのバッテリーのように、ソフトSWでOFFになっているのでは
と思い早速内部ROM内のデーター吸出しを行った、各端子のデーターは
IBM保守マニュアルに記載されているのでそれを参考にした。

http://www-06.ibm.com/jp/domino04/pc/support/Sylphd01.nsf/jtechinfo/FILE-PUB200802/$FILE/42X3550_04J.pdf

保守マニュアル上のバッテリーテスト方法に、(+・-)のみの記載があったので
7本有る内の2と6が出力用の端子なので、他の2つが充電用と仮定し
残り3本が、通信用、GND・SDA・SCLと仮定しまずはテスターを当てると

以下のような並びと分かった
1.プラス 充電用
2.プラス 出力 14.4V
3.SDA
4.SCL
5.通信用 GND
6.マイナス出力
7.マイナス充電用

早速シリアル2線式で吸い出した、RS-232C ラインモニター「プロトコルアナライザー」
を使いどのような通信をしているか見て、汎用エディターで吸い出しできることが分かった

・通信ボーレートは115.2Kbps出吸い出した。

出力側の(電圧・電流)をリアルタイムに監視しているはずなので、バイナリがオンライン時に
変化すると思っていたが、吸い出した側は変化が無かった、出力側に 200Ω10Wのセメント抵抗
+5Aのサーキットブレーカーを付け、強制放電をさせると、微妙にエディター内の数値が動き出した
が直ぐに出力を遮断した、電流監視かもしくは何らかの短絡保護のような物が有るのでは
と思い殻割りをした(殻割用道具を使い)

基盤下側のいパワトラ、トランジスターリレー(SSR)の上に3本足の電力ヒューズらしき
物を発見、早速取り外し解析すると、3本中2本はスルーで内1本が電力用フィードバック
だった、この中に100Ωほどのシャント抵抗が入っていて、消費電力を計測していた
IPA(磯プロ)を使い(漬け込み)白く樹脂で固められた部分を溶かすと
中に細いヒュズと思われる線が有った、その線が切れたのかは不明だったが
ダイレクトに結線し、ROM内の4箇所をリセット、サイクルカウンターと電池残量部
を初期状態にし動作する事を確認した。

※マイナスドライバーや先の尖った金属などでリチウムイオンに傷を付けると内部短絡を起こし
電池内部で高圧ガスが発生し電池が破裂します、そのため個人では絶対分解はしないでください。
以下の動画をご覧ください、当方は特殊なBOX内で殻割から実験をしています。

(爆発動画)
http://www.youtube.com/watch?v=LRpbP0GwdnE

http://www.youtube.com/watch?v=Rb8-MYGyTIE


★当方ではこのROM内のデーター公開及び、サポートはできません、電池の扱い方により
死亡事故や怪我、焼けど、火災を起こす可能性がある為ROM内のバイナリーに関する
情報は提供できません、また上記のような危険が有るため、電池は死亡したら新しいのを
買いましょう・・
上記のような爆発事故を起こす危険が有りますので、絶対に知識無く実験はしないでください。

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://www.ogatama.com/dsp/diary-tb.cgi/33

トラックバック一覧